一般社団法人日本LD学会第31回大会(京都)

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[P5] ポスター発表5

2022年10月29日(土) 14:10 〜 14:40 ポスター会場 (Annex Hall)

[P5-01] 大学生における注意欠如・多動症(ADHD)症状と神経心理学的指標の関係性

〇鈴木 浩太1 (1. 四天王寺大学)

キーワード:ADHD、神経心理学的指標、大学生

注意欠如・多動症(attention deficit hyperactivity disorder: ADHD)症状は、様々な神経心理学的特徴で説明されてきた。本研究では、156名の大学生を対象として、停止信号課題、遅延割引課題、時間弁別課題、感覚運動同期課題、連続遂行課題、数唱を用いて、包括的に神経心理学的特徴を評価し、ADHD症状との関係を検討した。その結果、有意な相関関係が認められる神経心理学的指標はあるものの、相関関係は強くはなかった。したがって、各神経心理学的特徴のADHD症状に対する影響は小さいと考えられた。また、現在、中心的なADHDの特徴と考えられている神経心理学的な特徴であっても、ADHD症状を説明できないと示唆された。

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