[P5-01] 大学生における注意欠如・多動症(ADHD)症状と神経心理学的指標の関係性
キーワード:ADHD、神経心理学的指標、大学生
注意欠如・多動症(attention deficit hyperactivity disorder: ADHD)症状は、様々な神経心理学的特徴で説明されてきた。本研究では、156名の大学生を対象として、停止信号課題、遅延割引課題、時間弁別課題、感覚運動同期課題、連続遂行課題、数唱を用いて、包括的に神経心理学的特徴を評価し、ADHD症状との関係を検討した。その結果、有意な相関関係が認められる神経心理学的指標はあるものの、相関関係は強くはなかった。したがって、各神経心理学的特徴のADHD症状に対する影響は小さいと考えられた。また、現在、中心的なADHDの特徴と考えられている神経心理学的な特徴であっても、ADHD症状を説明できないと示唆された。
ウェブ論文集パスワード認証
ウェブ論文集の閲覧にはパスワードが必要です。パスワードを入力して認証してください。
パスワードは学会員様、非会員様(事前参加申込完了者)、閲覧申込者様にメールにて配信しております。