国際開発学会第34回全国大会

第34回全国大会について:大会概要

今年の全国大会は、11月11日(土)~12日(日)に、上智大学四ツ谷キャンパスで開催します。

1. テーマ
大会のテーマは「複合的危機下における連帯と共創」です。
 
近年、グローバル化に伴う格差の拡大と権威主義、暴力的過激主義の台頭や民主主義の後退、またその影響を受けた市民社会スペースの縮小などが、国際開発協力にも影響を与えています。さらに、2020年からは新型コロナ感染症の蔓延と国連安保理常任理事国ロシアによる隣国への軍事侵攻、それに伴う世界規模の食糧危機など、未曽有の困難が次々と訪れています。ミャンマーやシリアなど、政治的危機下にある国や地域での自然災害も発生しています。これらは複合的に絡み合い、状況を悪化させ、脆弱な立場の人々をさらに困難な状況に追い込んでいます。開発協力と人道支援の連携が一層求められる中、国際開発協力は、この複合的危機にいかに対処していけば良いのでしょうか。
 
今大会では、複合的危機下において、多様なアクターがいかに「連帯」し、共通課題に取り組むために新たな価値を「共創」できるのかを議論します。課題の規模や複雑さを鑑みると、アクター間の連帯や連携は必須です。創意ある解決策を共に生み出すことが期待されています。一方、そのプロセスには障壁もあります。異なる立場のアクターが、利害を超えて、どのように共通認識を作っていけばよいのでしょうか。支援側と被支援側、国家と市民社会、官・民・学、中央政府と地方自治体や草の根の住民組織など、使命や組織文化が異なるアクターは、いかに協力していけるでしょうか。Business as usual(これまでのやり方を踏襲)を越える挑戦に向けて、皆様の活発な議論を楽しみにしております。

2. 会期
2023年11月11日(土)・12日(日)

3. 開催形態
今大会は、春季大会に続き、対面を基本とします。
・プレナリーセッションは、対面と同時配信のハイフレックス対応(予定)
・パラレルセッションのうち、1つはオンラインで終日実施(予定)

4. 参加費
・正会員・名誉会員:5,000円(事前登録4,500円)
・学生会員:2,500円(事前登録2,000円)
・非会員(一般):6,000円(事前登録5,500円)
・非会員(学生):3,000円(事前登録2,500円)

5. 重要日程
・6月30日:発表者の学会入会申請期限
・7月5日:発表申込開始
・8月5日:発表申込締切
・8月31日:採否結果通知
・9月初旬:参加登録開始
・9月下旬:報告論文提出締切

6. 会員の交流会
大会初日(11日)には、懇親会を予定しています。久しぶりの会ですので、奮ってご参加ください。


7. 会場:上智大学 四ツ谷キャンパス
〒102-8554 東京都千代田区紀尾井町7-1
会場へのアクセスマップ
キャンパス内の建物マップ
アクセシビリティマップ
Googleマップ

8. 大会実行委員会
大会実行委員長            小松 太郎(上智大学)
事務局長(全体調整) 田中 雅子 (上智大学)
委員(オンライン)     阿部 直也 (東京工業大学)
委員(会場運営)        岩崎 えり奈(上智大学)
委員(会場運営)        梅宮 直樹(上智大学)
委員(会計)               岡本 菜穂子(上智大学)
委員(プログラム)    荻巣 崇世 (上智大学)
委員(会場運営)        金澤 真実 (上智大学)
委員(大会サイト)    倉田 正充、黒川智恵美 (上智大学)
委員(広報)               杉浦 未希子(上智大学)
委員(プレナリー)    戸田 美佳子(上智大学)
委員(プレナリー) 林 明仁(上智大学)

委員(広報)               山崎 瑛莉(上智大学)
委員補助                      Taymour Bouran (上智大学大学院生)
委員補助                      Van Nguyen (上智大学大学院生)
委員補助       中島朋子(上智大学大学院生)
(委員の並び順は50音順)