The 34th JASID Annual Conference

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Organized session

Rural development in Paraguay from a planetary health perspective (Japanese)

Sun. Nov 12, 2023 3:00 PM - 5:00 PM 紀-112 (Kioizaka Bldg 112)

3:00 PM - 5:00 PM

[2I03] Rural development in Paraguay from a planetary health perspective

*Yoko FUJIKAKE1, *Hazuki Debora Matsuda2, *Hiromitsu Odani3, *Nanao Hashiguchi1, *Koichi Ikegami4, *Hiroyuki Ukeda2, *Rie Makita5 (1. Yokohama National University, 2. Tokyo University, 3. University of Human environment, 4. Kindai University, 5. Gakushuin University)

Keywords:Planetary health, capitalist food system, Ostrom, gender, agritourism, kitchen garden, local product, woman farmer

1. 企画の背景 Background
 人が地球という大きな循環システムの中に組み込まれ、自然システムに依存し、環境危機を生み出していることなどが指摘され、プラネタリー・ヘルス(Planetary health:地球と人の健康)という概念が台頭してきた。食べ物と地球と健康に関するイート・ランセット委員会は、資本主義的食糧システムからの脱却のために「プラネタリー・ヘルス・ダイエット」を推奨している。
 本企画セッションでは、1)コミュニティにおける資源管理(オストロムのコモンズ論)、2)「包摂的な農村の変化」(inclusive rural transformation) (FAO,2017)、3)六次産業とアグリツーリズム、4)家庭菜園と地場産業などの観点から、プラネタリー・ヘルス的な社会実践が可能なのか、パラグアイ農村部の事例より分析・考察を試みる。

2. 主要な論点  Main points to be discussed
 プラネタリー・ヘルスの観点から進めるパラグアイにおけるアグリツーリズムは、代替的な開発になり得るのか、六次産業は資本主義的食糧システムの脱却に貢献し得るのか論点整理を行う。

3. 期待される成果 Expected outcome of the session
 コミュニティの住民たちによる六次産業の展開やアグリツーリズムの実践が、地域社会の変革や政府の政策に新たな視点を提供し得る可能性がある。また、プラネタリー・ヘルスの考え方に、ジェンダー視点を包摂することでこれまで不可視化されてきた女性や自然を可視化することが可能となる。

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