国際開発学会第34回全国大会

講演情報

ラウンドテーブル

大国間競争の時代にODAで「普遍的価値」を促進することの意味を問う

2023年11月12日(日) 15:00 〜 17:00 紀-115 (紀尾井坂ビル115)

15:00 〜 17:00

[2J03] 大国間競争の時代にODAで「普遍的価値」を促進することの意味を問う

*志賀 裕朗1、*福岡 杏里紗3、*荒井 真紀子2、*小林 誉明1 (1. 横浜国立大学、2. JICA研究所、3. デロイトトーマツコンサルティング)

キーワード:開発協力、普遍的価値、援助戦略、FOIP、国家安全保障

開発協力の世界では、再び「普遍的価値」(自由民主主義や法の支配等)の重要性が強調されるようになっている。今年改訂された開発協力大綱では普遍的価値の促進が日本の開発協力の目的の一つとされているし、日本が主導する「自由で開かれたインド太平洋」構想も普遍的価値を基盤として構築されている。 上記のような動きは、これまで「普遍的価値」の推進にはあまり熱心ではなかった日本の援助戦略の転換を意味するのか。そうだとしたら、それは今後どのように具体化され、誰に、どのようなインパクトをもたらすのか。大国間競争の激化に伴って日本の開発協力も変化を迫られるなか、重要さを増すこの問題を議論するため、JICAや外務省での実務経験を有する発表者の登壇を仰いでラウンドテーブルを組織する。

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