15:00 〜 17:00
[2O06] 人口減少社会における創造的復興とは何か?
キーワード:人口減少社会、創造的復興、社会イノベーション、知識生産プロセス、原子力災害
1. 企画の背景 Background本ラウンドテーブルは、東日本大震災・福島原発事故からの復興理念として掲げられた創造的復興とは何かを研究対象とする。東日本大震災・福島原子力災害からの復興の12年が経過する中で、「創造的復興政策」の問題点が明らかになってきている。東日本大震災・福島原子力災害からの「創造的復興政策」の大きな問題点は、100%国費による復興政策の問題点とともに「人口減少社会における復興政策」の理論化や具体化が出来なかったことであると言われている(五百旗頭・御厨・飯尾, 2021)。2. 主要な論点 Main points to be discussed本ラウンドテーブルは、人口減少社会における創造的復興とな何かについて考察するため、岩手県陸前高田市の災害復興過程と原子力災害からの福島復興政策の事例分析を行う。また、地域再生における創造性(社会イノベーション)の事例研究として、岩手県紫波町を取り上げる。紫波町のオガールプロジェクトなどにおける「学びの場」の形成と地域づくりに与えた影響について考察を行う。以上の事例分析から、創造的復興プロセスにおける社会イノベーションと知識生産のあり方を主要な論点とする。3. 期待される成果 Expected outcome of the session 本ラウンドテーブルの期待される成果は、以下の3点である。(1)創造的復興における創造性について、社会イノベーション創造の重要性を明らかにする。(2)社会イノベーション創造における知識生産プロセスと資源動員プロセスの関係性を考察する。(3)人口減少社会における創造的復興と知識生産プロセスを明らかにする。
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