[一般公開] 高校「倫理」における心理学教育の導入――心理学者と哲学者の対話――
[IS-013] 高校「倫理」における心理学教育の導入――心理学者と哲学者の対話――【一部字幕あり】
https://confit.atlas.jp/guide/event/jpa2022/subject/19905-07-02/category?cryptoId= (プログラム;参加者限定)
企画:日本心理学会教育研究委員会 高校心理学教育小委員会,楠見 孝(京都大学),唐沢 かおり(東京大学)
話題提供者:楠見 孝(京都大学),唐沢 かおり(東京大学),直江 清隆(東北大学),河野 哲也(立教大学)
指定討論者:和田 倫明(東京都立産業技術高等専門学校)
司会者:市川 伸一(東京大学)
本シンポジウムは,学習指導要領の改訂に伴って,来年度からスタートする公民科「倫理」の中に,心理学の内容が従前以上に導入されることにあわせて行う企画である。シンポジウムでは,従来の公民科「倫理」の問題点を踏まえて,今後の新たな「倫理」教育に向けて,心理学者と哲学者が連携し,高校教員や高校生に向けて発信するための課題について対話することを目的とする。話題提供では,楠見が,企画趣旨とともに,公民科「倫理」の中に,導入された心理学の新たな内容とその背景,今後の期待と現状の課題について述べる。唐沢は,「倫理」教育において心理学を教える意義と課題,哲学・倫理学と心理学が連携する重要性について述べる。直江は,哲学・倫理学の立場から,「倫理」の教育において科学としての心理学がはたす役割への期待について述べる。河野は,授業方法としての哲学対話が「倫理」の内容の理解と思考の深まりにいかなる影響を与えるかについて論じる。そして,指定討論者として,和田が, 心理学分野が教育課程とともにどのように変遷してきたかを振り返りつつ,公民科教育の実践を踏まえて,それぞれの話題提供に即して今後の課題を整理する。最後に,登壇者相互の対話をおこないたい。