MMIJ & EARTH 2017, Sapporo

Presentation information (2017/08/24 Ver.)

Special Session

Greening Technology as a countermeasure of Soil/Water Contamination and Suspended/Abandoned Mines

Tue. Sep 26, 2017 2:15 PM - 3:15 PM B12 (Fl.1.,Build. B1)

Chairman: Hiroyuki Imaizumi (AIST)

2:15 PM - 2:35 PM

[1212-14-01] Application of a soil erosion prevention method in the abandoned mine site by a greening technology with cement and wood chips, “Chipcrete“

○Nobunao Okimoto1, Saburo Yamagata1, Hisafumi Mizukoshi1, Hideo Sugimoto2, Naoki Sakakibara2 (1. Mitsubishi Materials Corporation, 2. Obayashi Corporation)

Chairman: Hiroyuki Imaizumi (AIST)

Keywords:Wood chip concrete, Mine site, Highly acidic soil, Greening technology

チップクリートは、木材チップをセメントミルクで被覆固化した連続空隙の構造を有するポーラスコンクリートである。このセメント成分を含むポーラス構造があるため、地山酸性湧水を中和しつつ排水することが可能であり裏面浸食を抑える機能がある。本稿では、鉱山跡地の硫化鉱物等が変質した土壌・風化岩で酸性水の湧出する斜面において、チップクリートとその表面に吹き付ける植生基材を組み合わせた緑化工法について試験施工の結果を報告する。本検討では、pH3.5以下の湧水のある斜面で、吹付モルタル工法とチップクリート工法の比較試験施工を実施し、チップクリート工法の排水と中和の有効性を検証した。また、実施工では施工後3年経過した時点においても植物は生育し、植生基材が中性を保ち続け、チップクリートはアルカリ性を示した。なお、経過観察中であるが水質改善の傾向が出ていることも報告する。チップクリート工法は、鉱山跡地などでの酸性の湧水が発生する土壌や風化岩における濁水の発生抑制及び景観面も配慮した緑化環境修復対策の一助になることが期待できる。

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