09:00 〜 09:15
[1401-10-01] スルフィド化合物によるパラジウムの抽出特性ー塩酸系及び臭化水素酸系の比較
司会:尾形剛志(産業技術研究所)
Chairman: Takeshi Ogata (AIST), Hideaki Sasaki (Ehime University), Kazuya Koyama (Chiba Institute of Technology)
キーワード:溶媒抽出、パラジウム、塩酸、臭化水素酸
スルフィド化合物(ジ-n-ヘキシルスルフィド(DHS)及びN,N,N’,N’-テトラ-2-エチルヘキシルチオジグリコールアミド(TEHTDGA))を用い、溶媒抽出法による塩酸及び臭化水素酸からのパラジウムの分離挙動の比較を行った。パラジウム抽出率の大きさは、DHSではHBr系 > HCl系であったが、一方TEHTDGAではHCl系 > HBr系となった。FT-IR及びEXAFSによる構造解析より、いずれの抽出系においても [PdX2E2] 錯体(X = Cl or Br, E = DHS or TEHTDGA)が主要な抽出錯体であり、また硫黄原子がパラジウムへ配位していることが示唆された。本講演では、構造パラメーターと抽出挙動の関係についても詳しく発表する予定である。
講演PDFファイルダウンロードパスワード認証
講演集に収録された講演PDFファイルのダウンロードにはパスワードが必要です。
現在有効なパスワードは、[資源・素材学会会員専用パスワード]です。
※[資源・素材学会会員専用パスワード]は【会員マイページ】にてご確認ください。(毎年1月に変更いたします。)
[資源・素材学会会員専用パスワード]を入力してください