資源・素材 & EARTH 2017(札幌)

講演情報(2017年8月24日付)

企画講演(Special Session)

低炭素社会構築のためのCCS(CCS Technologies for low carbon society)

2017年9月26日(火) 10:35 〜 12:00 第6会場 C213 (C棟2階/Fl.2.,Build. C)

司会:末包哲也 (東京工業大学)
Chairman: Tetsuya Suekane (Tokyo Institute of Technology)

11:00 〜 11:20

[1601-04-02] 地層境界コアを用いた超臨界CO2注入試験におけるX線CTによる流動の可視化と光ファイバーによるひずみ計測

○木山 保1、朴 赫1、張 毅1、薛 自求1、蒋 蘭蘭1 (1. 公益財団法人地球環境産業技術研究機構(RITE))

司会:末包哲也 (東京工業大学)
Chairman: Tetsuya Suekane (Tokyo Institute of Technology)

キーワード:X線CT、光ファイバーセンサー、スレッショルド圧力、多胡砂岩、超臨界CO2

粗粒部分と細粒部分の明瞭な地層境界を有する多胡砂岩の供試体を用いて,X線CTにより間隙内の流体挙動を可視化し,光ファイバーセンサーで供試体の周方向ひずみを計測できる環境下で,粗粒側から超臨界CO2を注入して細粒部との境界を通過させ,この際の流量変化から動的流動法によりスレッショルド圧力を評価した。X線CTによる可視化から,超臨界CO2の注入を開始すると粗粒部分の間隙を超臨界CO2が徐々に充填していくが,粗粒部分と細粒部分の境界は超えず,粗粒部分が十分に超臨界CO2で充填されてから細粒部分への浸入が始まることが確認された。一方,光ファイバーによるひずみ計測から,超臨界CO2の飽和率が低い段階から明瞭な膨張ひずみが先行して観測されることが確認された。超臨界CO2の飽和率が低い段階で明瞭なひずみが観測されたことは,CCSにおいて地層ひずみの監視が,超臨界CO2のモニタリングに有効である可能性を支持するものと考えられる。

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