資源・素材 & EARTH 2017(札幌)

講演情報(2017年8月24日付)

一般講演(General Session)

リサイクル・鉱物処理(Recycling , Mineral processing)

2017年9月26日(火) 09:15 〜 12:00 第7会場 C214 (C棟2階/Fl.2.,Build. C)

司会:松岡光昭(関西大学),芳賀一寿(秋田大学)
Chairman: Mitsuaki Matsuoka (Kansai University), Kazutoshi Haga (Akita University)

09:15 〜 09:30

[1701-10-01] 車載用リチウムイオン二次電池からの有価物回収を目的とした熱処理条件の検討

○西川 千尋1、本間 善弘1、中島 教夫1、鎌田 雅美1、川上 智2 (1. DOWAエコシステム株式会社 、2. DOWAホールディングス株式会社)

司会:松岡光昭(関西大学)
Chairman: Mitsuaki Matsuoka (Kansai University)

キーワード:リチウムイオン電池、熱処理、リサイクル

リチウムイオン二次電池(LIB)はハイブリッド車、プラグインハイブリッド車、電気自動車への搭載が進んでおり、将来廃棄物として大量に発生することが予想される。廃棄される車載用LIBパックは数百Vの電圧を有していることから、解体処理にあたっては感電・火災の危険性が懸念されている。またLIBの構成部材である電解液中には有機溶剤などの有害物が含まれている。これら安全・環境面でのリスクに対して失活あるいは無害化する手法として、焼却などの熱処理が用いられている。一方で、車載用LIBには主要な有価物として銅が含まれており、資源有効利用の観点から回収が望まれている。本研究では、車載用LIBの失活・無害化と銅の効率的な回収を両立し得る熱処理条件について、LIBセルを用いたラボスケール試験で検討した。熱処理雰囲気中の酸素濃度を10%程度に制御した上で熱処理することで、銅の脆性化を抑制でき、その後工程の破砕・篩分けで銅を粗粒産物側へ選択的に分離回収できることを明らかにした。

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