11:30 〜 11:45
[1701-10-09] 鉱物単体分離状態評価における測定粒子数と統計的信頼性
司会:芳賀一寿(秋田大学)
Chairman: Kazutoshi Haga (Akita University)
キーワード:鉱物単体分離、統計的信頼性、測定粒子数
鉱石粒子の単体分離(1粒子1成分)状態を計測するにあたり、樹脂で固結した粒子サンプルの断面を専用の分析装置で計測する方法が一般的である。樹脂固結サンプルの作成や計測には、一定のコストと時間がかかるため、要求される計測精度に応じた必要最小限の粒子数の測定を行うことが望ましい。しかし、測定粒子数が単体分離状態測定の統計的信頼性に及ぼす影響はこれまで十分に検討されてこなかった。本研究では、統計学的知見に基づき、測定粒子数と計測される単体分離度の信頼性の関係式を構築した。本関係式により、必要な統計的信頼性が定まっている場合に必要最小限の測定粒子数を推定することが可能になり、計測作業の効率化が図れる。また、反対に、既に計測済みの単体分離度があった場合に、測定粒子数からその統計的信頼度を評価することも可能となる。独自に開発した数値解析手法により、10万個の2成分系粒子の解析を行い、構築した関係式の検証を行った。
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