資源・素材 & EARTH 2017(札幌)

講演情報(2017年8月24日付)

企画講演(Special Session)

探査工学部門委員会,陸海資源探査委員会合同企画セッション「陸から海にいたる探査技術とビッグデータ処理技術」(Division of Exploration Technology / Research and investigation committee on resource exploration from land to ocean to develop fundamental and big data processing techniques)

2017年9月28日(木) 09:30 〜 11:50 第1会場 B11 (B1棟1階/Fl.1.,Build. B1)

司会:木崎彰久(秋田大学)
Chairman: Akihisa Kizaki (Akita university)

09:55 〜 10:15

[3101-06-02] 人工ニューラルネットワークによる比抵抗値を元とした葛根田地熱地域の温度構造の推定

○石塚 師也1、茂木 透1、菅野 倖大郎2、内田 利弘3、梶原 竜哉4 (1. 北海道大学、2. 北海道電力株式会社、3. 産業技術総合研究所、4. 地熱エンジニアリング株式会社)

司会:木崎彰久(秋田大学)
Chairman: Akihisa Kizaki (Akita university)

キーワード:温度推定、ニューラルネットワーク、地熱開発、比抵抗、葛根田地熱地域

地熱開発地域の温度構造の把握は、持続的な開発を行うために重要である。このような手法として、近年Spichakらによって、MT法で得られた比抵抗値と井戸で計測された温度の関係についてニューラルネットワークを用いた学習を行い、その他の地点で比抵抗値から温度を推定する手法が提案されている。本研究では、葛根田地熱地域を対象とし、ニューラルネットワークの構造や学習データを変えることで本手法の適用限界を検討した。解析の結果、対象地域では約38 %の精度で学習データを用いなかった深部の温度を推定できた。この結果は本手法の有効性を示していると考えている。

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