MMIJ & EARTH 2017, Sapporo

Presentation information (2017/08/24 Ver.)

Special Session

Division of Exploration Technology / Research and investigation committee on resource exploration from land to ocean to develop fundamental and big data processing techniques

Thu. Sep 28, 2017 9:30 AM - 11:50 AM B11 (Fl.1.,Build. B1)

Chairman: Akihisa Kizaki (Akita university)

10:45 AM - 11:05 AM

[3101-06-04] Integration of radon gas survey and satellite data analysis for extracting potential area of geothermal resource

○Taiki Kubo1, Shunsuke Esaki1, Shogo Kitamura1, Irwan Iskandar2, Mohamad Nur Heriawan2, Sudarto Notosiswoyo2, Katsuaki Koike1, Shigeki Sakurai1 (1. Kyoto University, 2. Institut Teknologi Bandung)

Chairman: Akihisa Kizaki (Akita university)

Keywords:Geothermal resource exploration, Radon survey, Remote sensing, Geothermal manifestation area

インドネシア西ジャワ州バンドンの南に位置するWayang Windu地域において約1年間にわたって実施されている継続的な地中ラドンガス測定により,地熱兆候地域におけるラドン濃度の変動に関する特徴が明らかとなってきた。ラドン測定は17箇所の温泉など地熱兆候が確認できる箇所や,生産井・還元井の周辺,断層上や断層交点に設置された最大深度5 mの調査井を用いて実施されている。一回の測定では1サイクル5分として4サイクル以上の計測を行っており,蓄積された測定結果から時間経過に伴うラドン濃度変化の特徴が3種類に大別できることが示された。さらに,活発なガス流動が生じていると考えられるラドン濃度変化を示す測点周辺は,衛星データ解析によって得られた熱水変質鉱物や地温分布などから地熱兆候が存在すると推定される領域との対応がみられた。これらの領域は,地熱発電に必要な蒸気の生産が見込める地熱資源有望地域である可能性が示唆され,本研究で実施された地中ラドンガス測定と衛星データ解析の統合により地熱資源の探査・開発コストの低減が期待できる。

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