09:15 〜 09:45
[3201-05-01] 19世紀に生産された鉄道レールについての考察(その7)
司会:久間英樹(松江工業高等専門学校)
Chairman: Hideki KUMA (Matsue National College of Technology)
キーワード:鉄道レール、19世紀
明治日本の近代化・産業革命を支えた鉄道各線の中で、明治24年(1891年)に着工された、信越本線の横川~軽井沢間については、急勾配を克服するために当時の日本国内では他に例を見ないアプト式鉄道(碓氷線)として建設された。明治26年(1893年)に開業し、当初、蒸気機関車により運転されたが、煤煙による窒息事故等が発生したため、国内の幹線鉄道としては初めて明治43年(1910年)から電化工事に着工し、明治45年(1912年)に第三軌条方式の集電による電化区間として工事が完成した。
その後、安全対策と輸送力増強を兼ねて大正10年(1921年)~大正11年(1922年)に改良工事が実施され、軌条の重量化(60Lbs/yd⇒75 Lbs/yd)、ラックレールの設計変更(高さ110mm⇒140mm、断面幅18mm⇒25mm)、枕木材質の変更(鉄製⇒木製)が行われ、昭和38年(1963年)の横川~軽井沢間アプト式鉄道廃止と通常の粘着運転方式による新線切替まで使用された。
現在は長野新幹線の開業により、従来線の当該区間については、鉄道路線そのものが廃止されている。
今回は、このアプト式鉄道(碓氷線)で使用されたラックレール、第三軌条等の特殊レールについて考察する。
その後、安全対策と輸送力増強を兼ねて大正10年(1921年)~大正11年(1922年)に改良工事が実施され、軌条の重量化(60Lbs/yd⇒75 Lbs/yd)、ラックレールの設計変更(高さ110mm⇒140mm、断面幅18mm⇒25mm)、枕木材質の変更(鉄製⇒木製)が行われ、昭和38年(1963年)の横川~軽井沢間アプト式鉄道廃止と通常の粘着運転方式による新線切替まで使用された。
現在は長野新幹線の開業により、従来線の当該区間については、鉄道路線そのものが廃止されている。
今回は、このアプト式鉄道(碓氷線)で使用されたラックレール、第三軌条等の特殊レールについて考察する。
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