高温素材プロセッシング・新材料（High-temperature materials processing , New materials）

[3401-09-02] 酸化鉱からのニッケル回収新プロセスについて‐第１報‐

○小林 純一¹、高橋 純一¹ (1. 住友金属鉱山株式会社)

司会：松浦宏行（東京大学）
Chairman: Shungo Natsui (Hokkaido University)

キーワード：ニッケル、酸化鉱、乾式製錬プロセス、回収

ニッケル酸化鉱の乾式製錬方法としては、サプロライト鉱を原料として電気炉を用いたエルケム法による熔融還元及びロータリーキルンを用いたクルップ・レン法による半熔融還元が商業プロセスとして確立している。しかしながら、今後はニッケル酸化鉱のニッケル品位低下や脈石成分の上昇などで、ニッケル酸化鉱の難処理化が進むと予想され、多様な鉱石種に適応可能な新プロセスの開発が必要である。
著者らは、ニッケル酸化鉱処理の乾式製錬反応の基礎的研究を行った。本報ではその結果について述べる。