資源・素材 & EARTH 2017(札幌)

講演情報(2017年8月24日付)

企画講演(Special Session)

最近の石炭等エネルギーの開発・利用の動向(Recent stream of development and utilization of coal energy)

2017年9月28日(木) 09:40 〜 11:50 第6会場 C213 (C棟2階/Fl.2.,Build. C)

司会:中村貴司(JCOAL),菅井 裕一(九州大学)
Chairman: Takashi Nakamura(JCOAL), Yuichi Sugai(Kyusyu University)

10:20 〜 10:40

[3601-06-03] 小規模UCG模型実験における人工炭層内の熱応力解析

○児玉 淳一1、中 良介1、立川 多久登1、濱中 晃弘2、板倉 賢一3、出口 剛太4 (1. 北海道大学、2. 九州大学、3. 室蘭工業大学、4. 地下資源イノベーションネットワーク)

司会:中村貴司(JCOAL)
Chairman: Takashi Nakamura(JCOAL)

キーワード:地下ガス化、模型試験、熱応力、放射状き裂

リンキング方式のUCG模型実験では,そのスケールによらず燃焼空洞の表面から人工炭層内へ放射状のき裂が発生することが報告されている。この放射状のき裂の発生は,石炭の燃焼・ガス化現象と密接に関係すると考えられ,また,その発生プロセスによっては,リンキング孔や炭層中のガスの流れに大きな影響を及ぼすと予想される。したがって,放射状き裂の発生のメカニズムの解明は,UCGにおける燃焼・ガス化のプロセスの理解やUCGのガス化性能を評価する上で重要となる。本研究では,筆者らが実施した小規模UCG模型実験を対象に,石炭の物性の温度依存性を考慮した熱伝導解析と熱応力解析の連成解析を実施した。そして,人工炭層内の温度分布と応力状態を推定し,放射状き裂の発生メカニズムについて定性的な考察を行った。

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