資源・素材 & EARTH 2017(札幌)

講演情報(2017年8月24日付)

企画講演(Special Session)

最近の石炭等エネルギーの開発・利用の動向(Recent stream of development and utilization of coal energy)

2017年9月28日(木) 13:00 〜 15:20 第6会場 C213 (C棟2階/Fl.2.,Build. C)

司会:児玉 淳一(北海道大学),濵中 晃弘(九州大学)
Chairman: Jun-ichi Kodama (Hokkaido University), Akihiro Hamanaka (Kyusyu University)

14:20 〜 14:40

[3607-11-03] 超音波を利用したオイルサンドからのビチューメン回収過程における脱硫の検討

○大川 浩一1、赤沢 伸幸1、ビン・ワン・カマル ワン・モハマド・イクワン1、加藤 貴宏1、菅原 勝康1 (1. 秋田大学)

司会:濵中 晃弘(九州大学)
Chairman: Akihiro Hamanaka (Kyusyu University)

キーワード:オイルサンド、ビチューメン、脱硫、回収、超音波

オイルサンドはビチューメン(重質油)、シリカ質の砂、水の混合物であり、ビチューメンの含有率は10-18wt%である。露天掘りで採掘したオイルサンドは、熱水(~100℃)や高温の蒸気(>100℃)を用いてビチューメンを分離・回収している。そのため、より低温で処理する方法が検討されている。我々は超音波の利用を検討し、45~85℃においてビチューメンが分離回収できることを報告した。ビチューメンのもう一つの課題は、高い硫黄の含有率(4.4-4.9wt%)である。現在は、水素化脱硫法を用いて硫黄を除去しているが、この方法では、200-425℃の高温処理が必要となる。石炭を対象とした研究では、過酸化水素により石炭中のチオフェンを酸化し、アルカリ処理することで硫黄を除去する酸化脱硫法が報告されており、室温で実施できる。本研究では超音波を用いて、オイルサンドからのビチューメン回収過程において、脱硫を同時に行うことを目的とした。超音波による物理作用と界面活性剤(水酸化ナトリウムなど)を用いることで、ビチューメンをオイルサンドから分離させるとともに、酸化脱硫法による脱硫処理の検討を行った。

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