3:30 PM - 5:30 PM
[PY1-03] Zeta potential of micro bubbles and its distribution in aqueous collector solution
Keywords:Flotation, Microbubble, Zeta-potential, Collecter
マイクロバブルを用いた浮選において、微粒子の分離効率に影響を与える要因は多数挙げられるが、その中でも粒子-気泡間の静電的相互作用は重要な因子の一つである。そのため、捕収剤溶液中のマイクロバブルのゼータ電位とその変化を知ることはマイクロバブル浮選のメカニズム解明とプロセス制御にとって非常に意義が深い。そこで本研究では、異なる炭素数のアルキルアミン系捕収剤溶液中において、Shirasu porous glass (SPG)を用いて発生させたマイクロバブルのゼータ電位とその分布の検討を行った。
捕収剤溶液中で発生したマイクロバブルのゼータ電位は捕収剤濃度の増加と共に負から正に増加する傾向が認められた。しかしながら、ゼータ電位がゼロ付近の濃度域においてその分布は、捕収剤の炭素数が6, 12および16の場合には正および負の領域に明確な二つのピークを持ち、炭素数が2の場合にはその傾向が見られないことが判明した。これは、炭素数の違いにより、溶液中での捕収剤の拡散速度が異なることが原因と考えられた。それら捕収剤の拡散係数を測定することで、捕収剤の水溶液中における拡散速度がゼータ電位の発現に何らかの影響を与えていることを指摘した。
捕収剤溶液中で発生したマイクロバブルのゼータ電位は捕収剤濃度の増加と共に負から正に増加する傾向が認められた。しかしながら、ゼータ電位がゼロ付近の濃度域においてその分布は、捕収剤の炭素数が6, 12および16の場合には正および負の領域に明確な二つのピークを持ち、炭素数が2の場合にはその傾向が見られないことが判明した。これは、炭素数の違いにより、溶液中での捕収剤の拡散速度が異なることが原因と考えられた。それら捕収剤の拡散係数を測定することで、捕収剤の水溶液中における拡散速度がゼータ電位の発現に何らかの影響を与えていることを指摘した。
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