15:30 〜 17:30
[PY1-12] セリウムを用いた高濃度ホウ素廃水からのホウ素除去に対する過酸化水素による酸化工程の影響
キーワード:ホウ素、廃水処理、セリウム、酸化
難処理元素の1つであり、半導体産業からの廃水や温泉水などに認められるホウ素には、かねてより高効率な除去プロセスの確立が求められている。
セリウム(Ce)は比較的埋蔵量の多いレアアースであり、有害無機元素に対する高い除去能が確認されている。また、世界的にも比較的安定した供給が達成されているため、ホウ素除去においても、その利用が有望視されている。
既往の研究において、Ce(Ⅲ)は高いホウ素除去量を示す一方で、固液分離が悪いことが報告されている。一方、Ce(Ⅳ)を用いることでホウ素除去量は低下するが、固液分離性の顕著な向上が確認されている。そこで本研究では、高いホウ素除去特性ならびに良好な固液分離性の両立を目的として、過酸化水素による酸化工程がそれらに及ぼす影響を系統的に把握した。また、比較試験として、価数の異なるセリウムを混合させた試験も同様に行った。
Ce(Ⅲ)を溶存させたホウ素濃度1000 mg/Lの廃水に対して任意量の過酸化水素を添加することで酸化度合の異なるセリウムを作製し、共沈除去を試みたところ、酸化および共沈工程がホウ素除去に対して優位な影響を与えることを確認した。
セリウム(Ce)は比較的埋蔵量の多いレアアースであり、有害無機元素に対する高い除去能が確認されている。また、世界的にも比較的安定した供給が達成されているため、ホウ素除去においても、その利用が有望視されている。
既往の研究において、Ce(Ⅲ)は高いホウ素除去量を示す一方で、固液分離が悪いことが報告されている。一方、Ce(Ⅳ)を用いることでホウ素除去量は低下するが、固液分離性の顕著な向上が確認されている。そこで本研究では、高いホウ素除去特性ならびに良好な固液分離性の両立を目的として、過酸化水素による酸化工程がそれらに及ぼす影響を系統的に把握した。また、比較試験として、価数の異なるセリウムを混合させた試験も同様に行った。
Ce(Ⅲ)を溶存させたホウ素濃度1000 mg/Lの廃水に対して任意量の過酸化水素を添加することで酸化度合の異なるセリウムを作製し、共沈除去を試みたところ、酸化および共沈工程がホウ素除去に対して優位な影響を与えることを確認した。
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