MMIJ & EARTH 2017, Sapporo

Presentation information (2017/08/24 Ver.)

Poster (MMIJ Students and Young Researchers)

Environment

Tue. Sep 26, 2017 3:30 PM - 5:30 PM Poster Room1, Seminar Room & Foyer (Fl.2.,Build.Frontier, Seminar Room2 & Foyer)

3:30 PM - 5:30 PM

[PY1-16] Removal of VOC in water by aeration system using porous filter

○Yuuta Aoki1, Eishi Kusaka1 (1. Kyoto university)

Keywords:VOC, porous filter, water treatment, aeration

揮発性有機化合物(VOC)を含む汚染水の処理には広く曝気-吸着法が行われている。本研究室で開発を行っている、マイクロ/ナノポーラスフィルターを通じて循環高速水流中に気相を導入した曝気システムを用いると、従来よりも希薄な濃度の汚染水に対しても高効率なVOC処理ができることが見出された。しかしながら、その揮発機構については不明な部分が多く解明に至っていない。そこで、本研究では、炭素数や化合物を種々変化させ、水温による影響を調べると共に物理化学的検討を行った。その結果、本システムによる揮発速度は、同じ官能基のVOCを用いた場合、炭素数が増加するにしたがって、同一化合物については水温が上昇するにつれて、速くなることがわかった。この結果は、炭素数増加、及び水温上昇に伴って、用いたVOCの気液分配係数であるヘンリー定数が変化することと符合する。また、本システムによる揮発速度が擬一次反応式で表されることが確かめられ、その反応定数とヘンリー定数の間について相関関係を調べたところ、正の相関が認められた。以上から、本システムによる揮発速度が化合物や温度に関係なくヘンリー定数によって決定づけられることを指摘した。

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