資源・素材 & EARTH 2017(札幌)

講演情報(2017年8月24日付)

若手ポスター発表(Poster:MMIJ Students and Young Researchers)

環境(Environment)

2017年9月26日(火) 15:30 〜 17:30 ポスター会場1 セミナー室・ホワイエ (フロンティア棟2F/Fl. 2.,Build.Frontier, Seminar Room2 & Foyer)

15:30 〜 17:30

[PY1-24] 食品廃棄物と底泥を用いた微生物燃料電池の開発

○吉村 侑太1、中島 一紀1、川﨑 了1、加藤 昌治1、井上 謙吾2 (1. 北海道大学、2. 宮崎大学)

キーワード:微生物燃料電池、嫌気性細菌、有機物、代謝、廃棄物処理

微生物燃料電池(MFC:Microbial fuel cell、 以下MFC)とは、有機物のもつ化学エネルギーを、微生物の代謝能力を利用して電気エネルギーに変換して発電する装置である。微生物が代謝により有機物を分解した際に放出する電子を、炭素繊維などの導電性物質で回収することにより発電を行う。MFCは微生物の多様な代謝能力から、様々な有機物を発電源として利用することができる。廃水を発電源とした実用的分野への適用も可能であり、近年、実用化に向け研究が進められている。既往の研究では、溶液状態の基質を用いた研究が多くみられるが、固体を含む基質を用いた研究例は少ない。そこで本研究では、有機物源として固体の米ぬかを用い、発電実験を行った。微生物源として北海道大学内を流れる川から採取した底泥を添加し、発電へ与える影響を評価した。その結果、米ぬかのみでの発電量は小さかったが、底泥を添加することにより電力の向上がみられた。このことから、泥中の微生物が発電に大きく寄与していることが推測された。

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