資源・素材 & EARTH 2017(札幌)

講演情報(2017年8月24日付)

若手ポスター発表(Poster:MMIJ Students and Young Researchers)

湿式素材プロセッシング(Hydrometallurgy)

2017年9月26日(火) 15:30 〜 17:30 ポスター会場1 セミナー室・ホワイエ (フロンティア棟2F/Fl. 2.,Build.Frontier, Seminar Room2 & Foyer)

15:30 〜 17:30

[PY1-47] 亜鉛電解採取用高Ag含有Pb-Ag合金アノードのMn2+含有硫酸浴における電解特性

○ホアン ティー スーン1、管野 貴将 1、高崎 康志1、川村 茂1、柴山 敦1 (1. 秋田大学)

キーワード:亜鉛電解採取、高Ag含有Pb-Ag合金アノード、マンガンイオン(Mn2+)、α-PbO2, β-PbO2, MnO2

亜鉛電解採取工程では、一般的にPb-Ag合金アノードが用いられる。このアノードは酸素過電圧が大きいという課題がある。PbにAgを添加することでアノード電位が低下し腐食量が減少することは古くから知られているが、Ag含有量の高いアノードについては報告が少ない。そこで硫酸浴中における高Ag含有Pb-Ag合金アノード(Ag含有率2mass%以上)の電解特性を調査したところ、Ag含有率が2mass%程度で電位が最も低く、アノード表面酸化物がより緻密であることを平成28年度の秋季大会において報告した。
ところで、実操業の電解液にはMn2+が含有されており、アノード上にMnO2として析出するため電解特性に及ぼす影響を調査する必要がある。本研究ではPb-2mass%Ag合金アノードを用いてMn2+含有硫酸浴中にて電解試験を行い、基本的な電解特性を調べ、実操業への適用可能性について調査した。
その結果、Mn2+を含有する硫酸浴中においてもPb-2mass%Ag合金アノードの電位が最も低下し、表面酸化物層も緻密であることが確認された。このことは実操業においても良好なアノードとして機能することが期待される。

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