高温素材プロセッシング（High-temperature materials processing）

[PY1-66] 酸素発生用酸化物被覆電極からのIrの回収

○竹内 元気¹、小林 悠人¹、鈴木 英征¹、永井 崇¹ (1. 千葉工業大学)

キーワード：白金族金属、リサイクル、イリジウム

酸素発生溶酸化物被覆チタン電極には、酸素発生に対して活性の高い酸化イリジウムが塗布されている。イリジウム(Ir)は、年間生産量が数トン程度と希少である。また、化学的に安定であるため王水などを用いなければ酸溶解することは難しく、使用済み電極からのIrの回収は難しい。本研究では、電極に塗布されているIr酸化物を複合酸化物とすることで酸溶解性を高め、塩酸などに溶解し回収する方法を検討することを目的とした。各種酸化物とIr酸化物を複合酸化物とすることにより、Irの塩酸への溶解性が向上することが示された。