資源・素材 & EARTH 2017(札幌)

講演情報(2017年8月24日付)

若手ポスター発表(Poster:MMIJ Students and Young Researchers)

岩盤工学(Rock Engineering)

2017年9月26日(火) 15:30 〜 17:30 ポスター会場2 N301 (N棟3階/Fl.3.,Build. N)

15:30 〜 17:30

[PY2-82] 非弾性ひずみ回復法を用いた花崗岩コア試料における応力測定

○矢野 将伍1、林 為人1、杉本 達洋1、林 愛明1 (1. 京都大学)

キーワード:応力測定、非弾性ひずみ回復、花崗岩

地盤内応力の測定方法は、水圧破砕法などの原位置法とボーリングコアを用いたコア法に大別される。未だ信頼度では原位置法の方が高いものの,コストや測定の容易さを考慮すると今後コア法の精度向上は必須であると考えられる。そこで本研究ではコア法の一つである非弾性ひずみ回復(ASR)法を適用事例の少ない花崗岩に対して行った。掘削サイトは兵庫県淡路市小倉に位置している。応力測定には深度497mから822mの間で採取された19個のコア試料を用いており,いずれも花崗岩質であった。採取したコア試料の9方向のひずみゲージを貼り密封した後,温度変化が±0.1℃以内に保たれた水槽内で非弾性ひずみを測定した。また本実験では,非弾性ひずみの回復量を十分に確保するため,掘削による応力解放から2時間半から3時間半以内に非弾性ひずみの測定を開始した。今回の測定では,非弾性ひずみの回復量から種々の仮定を用いて応力値を求め,応力状態を把握した。その結果,応力測定に十分な非弾性ひずみ回復が得られ,ASR法の花崗岩コアへの適応の可能性が示された。

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