[P5] ポスター発表5

[P5-02] ASD児が道徳的価値を「自分事」として深化する試み

─通級指導教室と通常の学級との連携による三層構造化した学びの連続性の効果─

〇岸本 知可¹、相澤 雅文² (1. 京都市総合教育センター指導室、2. 京都教育大学　総合教育臨床センター)

キーワード：特別の教科　道徳、自立活動、自分事

【目的】在籍学級と通級指導教室とで，三層構造化された学びの連続性を構築することで，ASD児が「自分事」としての道徳的価値を深化することを目的とした。
【方法】在籍学級担任と通級指導教室担当とが道徳科の学びの「めあて」を共有し，対象児童に道徳的価値についての「予習」となる導入の学習を通級指導教室で行う，在籍学級において道徳科の授業をティーム・ティーチングで行う，道徳的価値と関連付けた「自立活動」の指導を通級指導教室で行う。
【結果と考察】ASD児が三層構造化された学びを通して「自分事」としての道徳的価値を深化させる効果があった。