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[1D03] ケニアにおけるコンピテンシーにもとづくカリキュラム改革−導入の背景と新たな課題−
キーワード:コンピテンシー、カリキュラム、学校教育制度、教育改革、ケニア
ケニア共和国(以下、ケニア)は、2017年からコンピテンシーにもとづくカリキュラム(Competency-Based Curriculum: CBC)を導入しカリキュラム改革を実施している。同時に、教育制度も改革している。教育制度の改革とは、それまで初等教育8年、中等教育4年、高等教育4年の8-4-4制から、就学前教育2年、初等教育6年、前期中等教育3年、後期中等教育3年、大学教育3年の2-6-3-3-3制度へ移行したことを指す。コンピテンシーにもとづくカリキュラム改革はグローバルな動きであり、アフリカ諸国でも2000年代に入りその影響は顕著になっている。本発表では、ケニアにおけるCBC導入の背景を、世界的潮流にふれた上で、特にケニア国内における教育諸課題に焦点をあて述べる。そして、ケニアのコンピテンシーにもとづくカリキュラムは従来のカリキュラムとどのように異なっているのかを述べ、筆者がフィールドワークから得た現状を提示する。考察として新たな課題についてふれ、まとめで今後の研究課題を述べる。
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