11:00 〜 11:15
[1101-10-07] 数値シミュレーションの次世代製鉄プロセス開発への応用
司会:村松淳司(東北大学)
Chairman: Atsushi Muramatsu (Tohoku University)
キーワード:製鉄、高炉、数値解析、新奇操業
我が国の鉄鋼業からの二酸化炭素排出量は国内総排出量の約15%を占めており、その削減は喫緊の仮題である。高炉は鉄鋼業で使用されるエネルギーの約7割が投入される製銑プロセスの基幹プロセスであり、その低炭素操業は環境・エネルギー問題への寄与が大きいが操業の不安定性発現によりその実現には困難を伴う。加えて、近年の世界の鉄鋼業の動向により進行しつつある製鉄資源の劣質化も高炉操業の不安定性を増長する傾向にある。このような状況の下、高炉の高効率・安定操業を達成する操業を確立するためには炉内現象の理論的かつ定量的な把握が必要となる。しかし高炉は高温高圧移動層型反応器であり、内部現象の把握が困難である。従来シミュレーションは操業状態の予測および診断に用いられてきたが、近年のシミュレーション技術の発展により、内部現象の解明への応用が期待されている。本講では、近年の高炉解析技術の進展を概括し、また新規操業技術開発および炉内現象解明へのシミュレーションの応用と展望について述べる。
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