資源・素材 & EARTH 2017(札幌)

講演情報(2017年8月24日付)

企画講演(Special Session)

粉体精製の基礎と応用(Fundamental and Application of Powder Processing)

2017年9月26日(火) 09:30 〜 11:50 第5会場 C212 (C棟2階/Fl.2.,Build. C)

司会:所 千晴(早稲田大学),柴山敦(秋田大学)
Chairman: Chiharu Tokoro (Waseda University), Atsushi Shibayama (Akita University)

10:05 〜 10:35

[1501-04-02] 家畜伝染病防疫のための粒状消毒剤の多機能化

○山中 真也1、上井 幸司1、徳樂 清孝1 (1. 室蘭工業大学)

司会:所 千晴(早稲田大学)
Chairman: Chiharu Tokoro (Waseda University)

キーワード:造粒、多機能化、消毒剤、消石灰、家畜伝染病

口蹄疫・高病原性鳥インフルエンザウイルス等に代表される家畜伝染病は、伝播力が強いことから、ひとたびまん延すれば、畜産物の生産性を低下させ、畜産物の安定供給を脅かす。その結果、地域社会・地域経済に深刻な打撃を与えるだけでなく、国際的にも、国内全体の関連畜産食品の輸出産業に影響を及ぼすおそれがあるほか、家畜伝染病の非清浄国として信用を失うおそれがある。こうした背景から、家畜伝染病防疫のさらなる充実、および高度化は喫緊の課題となっている。現在、飼養衛生管理基準、および鳥インフルエンザ・口蹄疫病等の特定家畜伝染病防疫指針に基づいて、家畜伝染病防疫のために畜産農家等の現場では液状の消毒薬に加え、固体の消石灰粉体を併用する二重の対策が講じられている。しかしながら、消石灰粉体は「消毒効力低下を判断できない」、「飛散する」など、使用に際し幾つかの課題があった。我々はこれを解決するため、撹拌造粒法を利用して機能性を付与した多機能粒状消石灰を開発してきた。本発表では、家畜感染症対策における本研究の位置づけを紹介するとともに、造粒条件が造粒物の特性に及ぼす影響について検討した結果を報告する。

講演PDFファイルダウンロードパスワード認証

講演集に収録された講演PDFファイルのダウンロードにはパスワードが必要です。

現在有効なパスワードは、[資源・素材学会会員専用パスワード]です。
※[資源・素材学会会員専用パスワード]は【会員マイページ】にてご確認ください。(毎年1月に変更いたします。)

[資源・素材学会会員専用パスワード]を入力してください

パスワード