資源・素材 & EARTH 2017(札幌)

講演情報(2017年8月24日付)

企画講演(Special Session)

自然力活用型坑廃水処理技術の実用化に向けて(Approaching to practical applications of passive treatment)

2017年9月27日(水) 13:30 〜 16:00 第2会場 B12 (B1棟1階/Fl.1.,Build. B1)

司会:岨中真洋 (独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構)
Chairman: Masahiro Sowanaka (Japan Oil, Gas and Metals National Corporation)

15:15 〜 15:35

[2201-05-05] Passive Treatmentの海外研究・導入事例

○林 健太郎1、濱井 昂弥1、榊原 泰佑1、佐藤 佑樹1、小島 和浩1、岨中 真洋1、高本 宏介1、小林 幹男1、増田 信行1、酒田 剛1 (1. 独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構)

司会:岨中真洋 (独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構)
Chairman: Masahiro Sowanaka (Japan Oil, Gas and Metals National Corporation)

キーワード:自然力活用型坑廃水処理、鉱山坑廃水、休廃止鉱山、海外事例

JOGMECでは自然力活用型坑廃水処理(Passive Treatment)の国内実導入に向け、複数現場での試験等を実施している。
 Passive Treatmentのコンセプト発信源である欧米では、金属鉱山の坑廃水を対象とした複数のフルスケール規模の試験が稼働している。JOGMECではこれらの先行事例の情報収集や現地調査を継続して実施しており、平成29年度にはこれまでに2件の国際学会参加と現地調査を実施した。
 アメリカでは“2017 Joint Conference of the West Virginia Mine Drainage Task Force, American Society for Mining and Reclamation, Appalachian Regional Reforestation Initiative”に参加し、Passive Treatmentにおける設計・モニタリング手法について情報収集を行うとともに、主に鉄イオンの除去を目的とした試験現場の調査を行った。海外事例では無動力の石灰添加や曝気装置の導入など、現地環境に柔軟に対応した事例が確認された。
 また、フィンランドで開催された“IMWA 2017”(International Mine Water Association)に参加し、JOGMECからはこれまでの研究成果を発表した。硫酸還元菌による処理プロセスをテーマとしたショートコースでは、低温環境下で安定した処理を実現する手法としてエチレングリコールを炭素源として添加する“Semi - Passive”方式の研究開発事例などが取り扱われた。
 本発表では、これら海外におけるPassive Treatment技術の研究開発・導入事例について報告する。

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