資源・素材 & EARTH 2017(札幌)

講演情報(2017年8月24日付)

企画講演(Special Session)

探査工学部門委員会,陸海資源探査委員会合同企画セッション「陸から海にいたる探査技術とビッグデータ処理技術」(Division of Exploration Technology / Research and investigation committee on resource exploration from land to ocean to develop fundamental and big data processing techniques)

2017年9月28日(木) 09:30 〜 11:50 第1会場 B11 (B1棟1階/Fl.1.,Build. B1)

司会:木崎彰久(秋田大学)
Chairman: Akihisa Kizaki (Akita university)

09:35 〜 09:55

[3101-06-01] 温泉スケールの3次元微細構造に関するX-CT観察

○木崎 彰久1、平野 伸夫2、中村 勤3、波津久 達也4 (1. 秋田大学、2. 東北大学、3. 株式会社管通、4. 東京海洋大学)

司会:木崎彰久(秋田大学)
Chairman: Akihisa Kizaki (Akita university)

キーワード:X線CT観察、シリカスケール、炭酸カルシウムスケール

バイナリー式温泉発電所の熱水輸送配管において、配管内に付着する温泉スケールの効率的な除去法の開発が求められている。温泉スケールの除去性は、スケール除去作業のコストに直結するため重要であり、また、それらは温泉スケールの3次元的な微細構造に依存していると考えられる。本研究では、温泉スケールを効率的に除去するための知見を得ることを目的として、温泉スケールの3次元構造についてのX線CT観察を実施した。観察に使用した試料は、主成分がケイ酸マグネシウムあるいは炭酸カルシウムの温泉スケールである。実験方法としては、SPring-8のBL19B2ビームラインを用いた。X線イメージング実験の結果、各温泉スケールに対するX線CT画像を得ることができた。得られたCT画像から、実験に用いたシリカスケールの内部にはスケール析出に伴う樹状の構造が存在していること、また、炭酸カルシウムスケールでは柱状の構造が発達していることが観察された。これらの情報は、スケール除去作業を効率良く行うために有益な知見と考えられる。

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