15:05 〜 15:25
[3206-10-04] 新しい円磨度を用いた細骨材の粒子形状評価
司会:岩月 栄治(愛知工業大学)
Chairman: Eiji Iwatsuki (Aichi Institute of Technology)
キーワード:砕砂、粒子解析、円磨度、デジタル画像
環境保全や資源の枯渇などの要因により天然砂利・砂の供給量は減少し,粗骨材の約7割が砕石でまかなわれている。しかし,砕砂ついては細骨材の3割程度しか利用されていない。その原因として,砕砂は天然砂と比較して粒子形状が角張っているため,砕砂の実績率は小さく,フレッシュコンクリートのフロー(流動性)が得られ難いことがあげられる。したがって,フレッシュコンクリートの求める性能を有する砕砂を開発するためには,その粒子形状を定量評価する必要がある。
本研究では,砕砂の粒子形状評価指標に高清水と飯吉が提案する新しい円磨度を導入し,円磨度とこれまで本研究で粒子形状評価指標に用いてきた丸さと凹凸係数との比較を行った。その結果,丸さで補正された凹凸係数である新しい円磨度を用いることで,砕砂の角張の度合いの差を凹凸係数よりも明確にすることができた。また,粒形判定実績率で用いられる粒度区分2.5-1.2mmの砕砂について円磨度を比較すると,本研究で用いた8種類の砕砂の内4種類で丸さが0.68〜0.75の範囲に分布するにも関わらず円磨度は約0.75で一致し,これらの砕砂は同程度の角張度合いであることを明らかにした。
本研究では,砕砂の粒子形状評価指標に高清水と飯吉が提案する新しい円磨度を導入し,円磨度とこれまで本研究で粒子形状評価指標に用いてきた丸さと凹凸係数との比較を行った。その結果,丸さで補正された凹凸係数である新しい円磨度を用いることで,砕砂の角張の度合いの差を凹凸係数よりも明確にすることができた。また,粒形判定実績率で用いられる粒度区分2.5-1.2mmの砕砂について円磨度を比較すると,本研究で用いた8種類の砕砂の内4種類で丸さが0.68〜0.75の範囲に分布するにも関わらず円磨度は約0.75で一致し,これらの砕砂は同程度の角張度合いであることを明らかにした。
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