資源・素材 & EARTH 2017(札幌)

講演情報(2017年8月24日付)

企画講演(Special Session)

岩盤工学・採掘技術に関する研究の動向と新たな展開(Recent trend and advancement in mining and rock engineering)

2017年9月28日(木) 11:00 〜 12:00 第3会場 B31 (B3棟1階/Fl.1.,Build. B3)

司会:鴨志田直人(岩手大学)
Chairman: Naoto Kamoshida (Iwate University)

11:30 〜 11:45

[3301-04-03] 熱環境における堆積岩不連続面の変形・透水特性について

○木下 尚樹1、安原 英明1 (1. 愛媛大学)

司会:鴨志田直人(岩手大学)
Chairman: Naoto Kamoshida (Iwate University)

キーワード:堆積岩、不連続面、力学特性、水理学特性

放射性廃棄物の地層処分施設は地下300 m以深に建設されるため,高拘束圧環境となる。また,廃棄体の放熱により,周辺岩盤は100 °C以下の高温となることが予想されている。そのため,高拘束圧・高温条件における岩盤の力学・水理学特性変化を予測することが地層処分における最重要課題の1つとなる。岩盤内に不連続面が多数存在する脆弱な地質環境では,不連続面が力学・水理学的な弱面となるため,その評価を避けることはできない。本研究では,高温・高圧条件における岩石不連続面の力学特性評価を目的に持続載荷せん断透水試験を実施した。対象は堆積岩とし,単一不連続面を有する岩石供試体を用いた。持続載荷せん断試験の結果,砂岩の見かけの割線弾性係数は持続載荷期間に依らずほぼ一定の値を示した。一方,泥岩の場合,90,25 °Cともに持続載荷期間の増加とともに弾性係数は増加する傾向が得られた。特に,90 °C条件の方が25 °Cよりもその増加速度・規模が大きくなることが確認された。透水試験では,岩種・作用温度に依らず透過率が時間の経過とともに減少する傾向が得られた。

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