資源・素材 & EARTH 2017(札幌)

講演情報(2017年8月24日付)

企画講演(Special Session)

探査工学部門委員会,陸海資源探査委員会合同企画セッション「陸から海にいたる探査技術とビッグデータ処理技術」(Division of Exploration Technology / Research and investigation committee on resource exploration from land to ocean to develop fundamental and big data processing techniques)

2017年9月28日(木) 09:30 〜 11:50 第1会場 B11 (B1棟1階/Fl.1.,Build. B1)

司会:木崎彰久(秋田大学)
Chairman: Akihisa Kizaki (Akita university)

10:15 〜 10:35

[3101-06-03] 熱水系におけるスメクタイトーコレンサイトー緑泥石の鉱物変化:探査指標としての適用について

○米田 哲朗1 (1. 北海道大学)

司会:木崎彰久(秋田大学)
Chairman: Akihisa Kizaki (Akita university)

キーワード:熱水変質鉱物、スメクタイト、緑泥石/スメクタイト混合層鉱物、緑泥石、熱水系探査

熱水性鉱床や地熱地帯には変質帯鉱物や脈鉱物として、スメクタイト、緑泥石/スメクタイト混合層鉱物また緑泥石が広く産出する。熱水変質帯では、それら鉱物は外周部から熱水の通路へ向けスメクタイト→混合層鉱物→緑泥石へと変化し、鉱物の累帯配列をなす熱水変質帯を形成することがよく知られている。この鉱物変化は、熱水の温度や化学的性質の変化を反映すると考えられ、熱水系探査の一つの指標として従来から利用されている。近年、これらスメクタイト-緑泥石系列の混合層構造や化学組成について詳細な研究が進み、それら系列の鉱物変化は不連続であるとともに、その産状に関連した多様で系統的な変化を示すことが明らかにされている。従って、これら鉱物系列の鉱物学的特性を、生成時の環境条件のより精度の高い指標として利用可能であると考えられる。ここでは、浅熱水性鉱脈鉱床から産するスメクタイト-コレンサイト-緑泥石の鉱物変化について述べるとともに、文献におけるる海底熱水系および長期間の熱水実験におけるスメクタイト-コレンサイト-緑泥石の鉱物変化と比較し、それら鉱物特性の熱水指標としての適用性を考える。

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